IMRF (International Multisensory Research Forum) という多感覚統合(Multimodal Integration)の国際学会でトロントに行ってきました!
トロントは新宿の高層街をのっぺり広げたような大都会でビルそれぞれの形が個性的. 上を見上げながら歩いていると面白いかな. 残念ながらナイアガラの滝まで足を伸ばす時間はとれませんでしたが, 最終日に名物のロブスターにガッツリ喰らいつけたので満足です.
Airbnbの安宿に泊まっていたおかげで上階の人間が歩くたびにが部屋がキィキィ軋む体験を得ました. 猫がベッドに居座って追い出すのが大変だったりとかありましたが, 快適には過ごせた気がする.
学会の概要をかいつまむと, ヒトは視覚とか聴覚などの異なる種類の感覚を統合して現実を認識しています. かき氷のシロップは見た目だけだ的な話がありますが, まあそんなイメージ. 情報を「統合」するというのは脳内で行われる情報処理の本質的なことであり, 意識のサイエンスに繋がってるんだ的なモチベーションの人たちがたくさんいたりします.
疲れててあまり話を覚えてないけど, イグ・ノーベル賞をとったりしているCharles Spenceが風味の話でOpening Keynote Lectureをやってました. 個人的にはClosingでLadan Shamsが講演してたBayesian causal inferenceが面白かった. トロント大のVR施設とかも見学できたし(お金のパワーを感じた, Winter Labがツボ), 何人かとは顔見知りになったし, 今後研究をどの方向に進めるかヒントをたくさん拾って帰ってきました. 選択肢が本当に沢山あって大変なんだけどね.
発表はポスターでしたが, 隣の人が「人気だね」って言ってくれる程度には賑わってくれて何より. 実際声が枯れかけた.
(写真は隣の人が撮ってくれた)
モチベーションもたくさん貰えました. 何やってるのか気になる人は実験参加者として東工大に来てくださるといいかな笑.