ネットワーキングを目的とした6泊7日の電車旅. ロンドン, オックスフォード, ケンブリッジ, ニューカッスル, エディンバラと徐々に北に移動し, 飛行機でパリに帰還するコースを辿った. 避暑と観光を兼ねていることは否定しない.
「UKはヨーロッパじゃない」とIJCAI-22で会ったドイツ人が言っていた. たしかに通貨は違うし, パリから経度もたいして変わらないのに中央ヨーロッパ時間を採用していない. 他の国と違って交通アナウンスは英語しか流れない. まあ, 日本人からしたら大して変わらない気もするが, 育ったところが違ったら違う感想をもつのだろう.
今回は5つの街を見て回ったが, 一国の中と言えど雰囲気がダイナミックに異なっていて面白かった. ロンドンは東京に似た大都会だし, オックスフォードは大学の中に街があり, ケンブリッジは街の中に大学がある. ニューカッスルの無骨な風景は独特であり, エディンバラは北国の入口としての貫禄がある. 写真で何となく伝わると嬉しいな.
London
Oxford
Cambridge
Newcastle
Edinburgh
ネットワーキングの目的は十分に果たせたと思う. 共同研究の種をたくさん撒けたはず. IJCAI-22でできた友人たちがホストしてくれたのもとても嬉しい.
例えば, Oxford Robotics Institute (ORI) からは関連分野に論文がたくさん投下されるのだが, 双方に「お前の論文知ってるぞ」状態の人と研究トークしたり. ORIの中はイケイケだった. 規模は決して巨大ではなく, 建物一つにスッポリ収まっている.
ニューカッスル大ではセミナートーク(30min)を企画してもらい, その後二人に街を案内してもらった. 指導教員の方とはスケジュールが合わなかったのだが, 興味があるとのことでプレゼンの録画を送った. 研究紹介もたくさんしてもらったのだけど, どれも面白かったな.
また, この旅の一番の目的はケンブリッジ大のComputer Laboratoryを訪問することであった. 研究関心がかなり近いラボがあり, セミナートーク(1h)に加えて密なディスカッションを楽しんだ. APが「次来るときは長くいることになるかもね」と言っていたが未来のことは分からない.
とまあ, 研究的にも観光面でも充実した旅であった. イギリスのご飯?訊いちゃあいけないよ. フィッシュ・アンド・チップスでも食べておけば良いのさ.