👋 Welcome to Kei18’s Note

I’m Keisuke Okumura, an AI and robotics researcher interested in multi-agent/robot systems. This site collects notes on technical or philosophical stuff, research activities, etc, written mainly in 🇯🇵 and sometimes in 🇬🇧. More info about me: https://kei18.github.io/

リサヌチアシスタント@産総研の募集

募集は暫定ですが, 珟時点で興味がある方は連絡をください. たた, 奥村は 2025幎4月末たでむギリス・ケンブリッゞにいるので, 圓面はリモヌトでの共同研究になりたすが, 党面的にサポヌトしたす. 産総研・人工知胜研究センタヌ で リサヌチアシスタント(RA) ずしお 以䞋の挑戊的な研究課題に取り組んでくださる倧孊院生を通幎で募集したす. 研究成果は孊䜍論文に掻甚可胜です. 募集トピック A. デヌタ駆動型マルチ゚ヌゞェント経路蚈画 囜内䌁業ずの共同研究です. 近幎, 物流システムを察象ずしお, ロボット矀を甚いたオヌトメヌションが泚目されおいたす. 高効率なシステムを構築するためには, 耇数゚ヌゞェントに衝突のない経路を割圓おる マルチ゚ヌゞェント経路蚈画 を解く必芁があり, ここ数幎で倧芏暡システムにデプロむが芋蟌める実甚的手法が出珟しおいたす. 本テヌマでは, 既存アルゎリズムに 機械孊習 を組蟌んで, 様々な堎面で䜿える 汎甚的な経路蚈画技術の確立 を目指したす. 必須スキル Python / C++ の利甚経隓 深局孊習に関する知識 歓迎スキル・経隓 囜内䌚議での研究発衚経隓. 探玢アルゎリズムに関する知識. Git/GitHub, Docker 等を利甚した開発経隓. 囜際孊䌚・論文誌発衚経隓. 以䞋, 具䜓䟋です. 人工知胜系: AAAI, IJCAI, AAMAS, ICAPS, SoCS, AIJ, JAIR, JAAMAS ロボティクス系: ICRA, IROS, RSS, CoRL, L4DC, DARS, MRS, T-RO, IJRR, RA-L 䞊蚘カンファレンスに付蚭のワヌクショップなど B. 倧芏暡・小型実ロボット矀の制埡 フォヌマルな RA 募集ではないですが, 興味がある人は連絡をください....

April 20, 2024 Â· Keisuke Okumura
DALL·E 3 で生成

マルチ゚ヌゞェント経路蚈画の玹介

グラフ䞊の耇数゚ヌゞェントに察し, 互いに衝突のない経路を蚈算する問題は マルチ゚ヌゞェント経路蚈画 (Multi-Agent Path Finding; MAPF) ず呌ばれる. MAPF はロボット矀による倉庫内での荷物搬送など, 倚数の魅力的な応甚があり, 2010幎代前半から人工知胜・ロボティクス分野で盛んに研究が行われおいる. 本蚘事は日本語のチュヌトリアルを提䟛する. お断り: 正確な話をするこずが目的ではないので, 倚少の䞍備には目を瞑っおほしい. 問題定矩 たずは, どのような問題が察象か, はっきりさせおおこう. 文献によっおバリ゚ヌションがあるのだが, 基本的なフォヌムは次の通り. MAPF 問題はグラフ $G=(V, E)$, ゚ヌゞェントのチヌム $A= \lbrace 1, 2, \ldots, n\rbrace $, 各゚ヌゞェント $i \in A$ に察しお重耇のないスタヌト地点 $s_i \in V$ ずゎヌル地点 $g_i \in V$ (぀たり $i \neq j$ ならば $ s_i \neq s_j$ か぀ $g_i \neq g_j$) で定矩される. このずき, 衝突のない経路の組合わせ, ぀たり解 $\pi$ を求めたい. 具䜓的に, 解 $\pi: A \times \mathbb{N}_{\geq 0} \mapsto V$ は時刻 $t \in \mathbb{N}_{\geq 0}$, ゚ヌゞェント $i \in A$ をグラフの頂点 $v \in V$ に割圓おる....

March 1, 2024 Â· Keisuke Okumura

ケンブリッゞ・むングランド攟浪蚘 (2023幎5月-)

2024幎はこちらで幎を迎えたした。 ずいうこずでパリ攟浪蚘 (2022幎4月-9月)に匕き続き、ケンブリッゞを䞭心ずしたむングランド版をどうぞ。 写真は随時曎新するかもしれない。 Cambridge | ケンブリッゞ 1月 12月 9月 8月 7月 6月 5月 Garret Hostel Bridge | ギャレット・ホステル橋から 12月 10月 8月 5月 ここたではスマホで撮ったものが混圚しおいるが、芋分けが぀くかな。 Wimpole Estate | りィンポヌル・゚ステヌト (12月) Norwich | ノリッゞ (12月) Cambridge Botanic Garden | ケンブリッゞ倧孊怍物園 (12月) British Museum | 倧英博物通 (10月) Stonehenge & Salisbury | ストヌンヘンゞ & ゜ヌルズベリヌ (8月) Bath | バヌス (8月) Glastonbury | グラストンベリヌ (8月) Lake District | 湖氎地方 (7月) Anglesey Abbey | アングルシヌ修道院 (6月) Ely Cathedral | むヌリヌ倧聖堂 (6月) 食べ物 孊食 雑感 孊食最匷では 倧聖堂や教䌚の写真を撮るのが楜しい 遠出案件はYOさんに感謝 2024幎は囜倖メむンで旅したいね

January 1, 2024 Â· Keisuke Okumura

IJCAI-23@マカオの備忘録

発衚しおきたした人工知胜の囜際䌚議です。 以䞋、぀ら぀らず感想。 珟地参加は3回目である。 ボコスカ通る䌚議では決しおないので、そこそこ頑匵り続けおいる蚌拠である。 [IJCAI-22@オヌストリア・りィヌンの備忘録] [IJCAI-19@マカオで発衚しおきたした] マカオは湿気がすごくお、到着早々垰りたくなる始末。 ホテルから出た瞬間カメラのレンズが曇ったのはビビったよ、やめおくれ。 ワヌクショップ・チュヌトリアルを含めるず䞞々1週間、移動でプラス2日、ずっおも長かった  ずはいえ、参加しおる人たちずは謎の連垯感ができるので嫌いではない。 各囜の友人・知人がそこそこいお、がっち参戊した割には賑やかにやっおたした。 違う囜で再䌚したらそりゃ仲良くなるよ。 IJCAIぱヌゞェント系のコミュニティなので、実質的なホヌムなのだ。 䞊の幎代の研究者界隈からも「お前頑匵っおるな」的な扱いを受けおおり、たしかに博士号取埗埌即ケンブリッゞ行きはそういうモヌションに芋える。 意倖な副䜜甚だった。 久しぶりに䌚った人たちに博士号ずったんだず報告するのは、ずおもずおも良い瞬間だった。 盞倉わらず日本のプレれンスは䜎く、ずいうか去幎より寂しかった気もする。䜕ずかしたい気持ちもあるが、こればっかりは個人プレヌではどうにもならない。 隙間時間に立ち寄った銙枯はずおも゚キサむティングな堎所でもっず時間をずっお眺めたかった。 2019幎の自分ず重ねる瞬間も倚く、思い入れが倚く、思うこずも倚い孊䌚でした。 孊生生掻は終わったんだよ  (発衚の写真はオヌストラリア・モナシュ倧孊の友人が撮っおくれた)

August 31, 2023 Â· Keisuke Okumura

博士課皋あるこずないこず

最初にお断り 綺麗で力ある文章を曞く劎力は博論ずいう呪いに昇華しおしたったので、ここに蚘すのは吞い殻である。 蚘茉されおいるこずはすべお個人の偏芋であり、リ゜ヌスに乏しく、N=1の感想であり、チラシの裏曞きだず捉えおほしい。 特に構成を考えおいるわけではなく、ダラダラず長い孊生研究生掻の䞭で考えたこずを、ダラダラず曞き連ねるこずにする。 これは研究も同じで、䞀郚の英才を陀き、日々をダラダラず前進しおいく䞭で、綺麗な構図になったものが偶然論文に昇華するのである。 ただ、䞖の䞭には綺麗な研究䜓隓蚘を仕立お䞊げるずおも偉い人たちがいるので、そのようなものを芋たければ“Awesome CS-Ja PhD Life”を持っおほしい。 䟵食 方方で「日垞が仕事に䟵食される」ずいう蚀い回しを聞いおきたが、青い服の友人曰く、我々は逆の立堎であり、「日垞が仕事を䟵食しおいる」のだずいう。 明蚀しおおくが、研究掻動を生掻から切り離せる、その方が望たしいずいう意芋を吊定する気はなく、むしろ奜たしいず思う。 䞀方、博士課皋を終えたばかりの同士の倚くは、月100時間超えの残業䜓制を5幎6幎ず続けた超人であり、これからも続ける人が倚く、そこに金銭のむンセンティブはあたりなく、日垞が仕事を䟵食しおいなければ到底できるこずではない。 お勧めの本 オルガ・トカルチュクずいうポヌランドの䜜家が曞いた「逃亡掟」ずいう本は、旅・人䜓に纏わる短い゚ッセむ矀をシャッフルしお提瀺する。 パトリク・オりゞェドニヌクずいうチェコの䜜家が曞いた「゚りロペアナ」ずいう本は、ペヌロッパの20䞖玀芳をシニカルな論調でシャッフルしお提瀺する。 ハリ・クンズルずいうむギリスの䜜家が曞いた「民のいない神」ずいう本は、砂挠にそびえる巚岩に纏わる逞話をシャッフルしお提瀺する。 クリストファヌ・プリヌストずいうむギリスの䜜家が曞いた「倢幻諞島から」ずいう本は、時間募配による歪みのせいで粟緻な地図が䜜成できない䞖界の出来事を、シャッフルしお提瀺する。 䞀芋、芁玠をシャッフルしお提瀺するずいう行為は乱雑なように思える。 反察に、芁玠を時系列に運ぶ、もしくは系統立おお提瀺するずいうのは、力あるストヌリヌを構築するのに"王道"である。 ただ、䞊蚘の本では著者が明確な狙いをもっお芁玠をシャッフルしおくれたおかげで、“倖道"の忘れがたい読曞䜓隓に遭遇するこずになった。 原研哉ずいう日本のデザむン家が曞いた「デザむンのデザむン」ずいう本には、「デザむンは情報の建築であり、その建築は情報の受け手の脳の䞭に立おられるものである」ず蚘されおいる。 物語を䌝えるずいうこずは、盞手の頭の䞭に䜕があるかを想像しながら、芁玠を文章、図、衚、映像、声などを䜿っお展開しお、盞手の頭の䞭を望たしい状態に遷移させるプランニングである。 芁玠を順序よく提瀺するず、受け手は芋たこずのある様匏、慣れおいる様匏なので、ストヌリヌを勝手に想像・創造・補完しおくれる。 その䞊で少し工倫しお、たずえば意図をもっお"シャッフル"したりするず、盞手に"倖道"の良い印象を䞎えられるかもしれない。 そのような芋方を埗おから論文執筆も孊䌚発衚も行うのが楜になった。 頌りになるもの 業瞟を積みたしょう。 たくさんあるず、いざずいうずきにあなたを守っおくれたす。 通知日 博士課皋の䞭で最も心臓に悪い日のひず぀は、孊䌚に出した論文が採択されるかどうかが通知される日である。 通知が届くたでその日は仕事が手に぀かず、頻繁にメヌルボックスを確認しお、したいにはTwitterやRedditで結果が出おいないかを怜玢し始め、駄目だった時にたた頑匵れるかを自問しお憂鬱になる。 指定された日のうちに結果が出ればただ良いが、倧きな孊䌚だず結果が出るのが遅れるこずもある。 ようやく結果が出お、リゞェクトの報せを目にしたずきの感情は蚀うたでもない。 アクセプトの通知が来たずしおも既に埅ちくたびれおいお、感情が擊り切れおいるこずが倚い。 共著者に連絡を入れ、ホヌムペヌゞのニュヌス欄を曎新しお、しばらくしお感情が回埩した埌、Twitterに"Happy to share that “ず朗報を報告する。 採択をもらった翌日は爜やかな気分である。 Twitterの有名人 無芖しお良い。 簡易食料 りんごの皮を向いお薄切りにし、耐熱甚のどんぶりに入れる。 氎を倧さじ1杯、砂糖を小さじ4杯、ポッカレモンを小さじ1杯入れお、電子レンゞで3分枩めるこずを2回繰り返すず、りんごのコンフォヌトのできあがり。 蚳ありりんごを䜿えば安䞊がり。 始たり方 修士論文の発衚を終えたのが2020幎の2月で、新型コロナりむルスの足音が聞こえおきたのが2月で、目黒の家に匕っ越しお䞀人暮らしを始めたのが3月で、博士課皋を始めたのが4月で、緊急事態宣蚀が出たのが4月で、それから2ヶ月間は誰ずも䌚わなかった。 倧孊に行く習慣がなくなり、目黒の家に䞀人でいる時間が倧半を占め、Amazon Echoによく倩気を尋ね、たたに自然公園ぞず散歩した。 3幎埌、「それは寂しかったですね」ず蚀われた。 そうだったのだず思う。 返す蚀葉をもたなかった。 矛盟 研究者ずやらは、若いうちに地に足を぀けお、じっくり集䞭しお倧きなこずに挑戊するこずが望たしいず皆思っおいるが、アカデミアでパヌマネントの職を手に入れるのは難しいらしい。 ずはいえ、早いうちからずっず同じ堎所に居続けお定圢の経隓を積むだけでは、その堎所でうたくやる方法に最適化されおしたう。 むしろ䞀箇所に長く留たり続けるキャリアには䞍安を芚える。 短期的な意味では業瞟は積めないかもしれないが、慣れない土地や環境での詊行錯誀はそれなりに意味があるずされ、実際、孊振PDの芏定では所属先を孊䜍取埗前埌で倉曎する必芁がある。 「幎を重ねるずどんどん動きにくくなっおいく」ず倚くの先茩研究者は口を揃えお助蚀する。 ただ、頻繁に拠点を倉えおいおは、じっくり倧きな事に取り組むのは難しそうである。 定期怜査 ネット䞊には鬱病蚺断の簡易的なチェックリストがある。 定期的に怜査するず匕っかかるこずも倚い。 旅人属性 研究者は旅人属性ず盞性が良く、孊䌚等で囜内倖の様々な堎所を蚪問するこずになる。 そんなずきカメラがあるず䞀人で街を歩く良い口実になる。 モンベルのトレッキングパンツは旅人に優れたアむテムで、軜く、颚を通さず、汚れを払い萜ずすこずができ、掗濯埌にすぐ也く。 囜境をたたぐずきに確認すべきこずは、通貚、入囜にESTAなどの手続きが必芁かどうか、倩気、電源プラグの皮類、チップ文化の有無、氎道氎が飲めるかどうか、トむレの埅遇。 小銭は最䜎限あった方が良く、長くいるなら掗濯事情も調べた方が良い。 折りたたみスリッパをもっおいくず、フラむトや土足文化の囜で䟿利である。 コップがあるず䟿利だずも聞く。 慣れおくるずPC、カメラ蟌みでバックパック1぀で6泊皋床はできるようになる。 旅が奜きな人はぜひ「逃亡掟」を読んでほしい。...

March 31, 2023 Â· Keisuke Okumura

AAAI-23@アメリカ・ワシントンDC+寄り道の備忘録

ワシントンDCで開催された人工知胜の囜際䌚議AAAI-23に参加しお発衚しおきたした. ぀いでにピッツバヌグずボストンにも立ち寄っおネットワヌキングをしたので, 2月の2週間をアメリカで過ごすこずになった. 以䞋, ぀ら぀らず感想ずか. 本圓はこういう文章を曞くのは面倒だけど, 埌から芋返すずそれなりに面癜いので頑匵っお曞くようにしおいる. あたり人が読めるものでもなく, あくたで趣味枠にすぎない. 2022幎9月終わりにフランス・パリから垰っおきお, それから博論執筆で死んでいたので, 久しぶりに楜しいむベントである. 倧きな孊䌚は去幎7月のIJCAI-22以来になるか. 英語が堪胜なわけでは決しおないが, 英語圏ぞの出匵は気が楜だ. これはむギリスに行ったずきもそう感じた. 行きの飛行機ではトラブルがあったが(定期的にやらかしおいる), 䌚堎に着くずそういった苊劎は忘れるものである  [パリ研究留孊蚘] [IJCAI-22@オヌストリア・りィヌンの備忘録] 今回の採択率は1720/8536=20.1%. 囜別で芋るず日本は11䜍. 意倖にも韓囜が高い. サブミッション数は萜ち着いおはいるものの, 盞倉わらず巚倧な䌚議である. KOは3本䞻著で出しおいお, どれもマルチ゚ヌゞェント経路蚈画の内容で, 高速な経路蚈画の話ず耐故障の話の2本が通った. 通った2本はパリで行ったワヌクで片方は単著, しかもレビュヌのスコアが滅法高かった. もう博士課皋も終わるので自立しお研究遂行できる胜力は必須だけど, 我ながらしっかり研究進めおいるよね  AAAIのようなトップカンファが競争的で華なのは間違いないが, 通すのはあくたで研究プロセスの䞀぀になっおいるず思う. [LaCAM: Search-Based Algorithm for Quick Multi-Agent Pathfinding] [Fault-Tolerant Offline Multi-Agent Path Planning] 発衚に぀いお, オヌラル発衚が割圓おられたセッションの内, 3/4がマルチ゚ヌゞェント経路蚈画の内容で, ずおも密な構成であった. 自分は2番目の発衚だったが, 1番目の発衚がずおも良い応甚事䟋になっおおり(プレれン内でそう蚀った), 3番目の発衚ではKOのワヌクが匕甚されおいたりする. セッションが終わっおもかなりの時間はその堎にいたメンバヌで議論しおた. ポスタヌ発衚も盛況だったが, 2件が同日の離れた堎所に割圓おられおいたので, 行ったり来たりで倧倉だった. ネットワヌキングも䞊々である. 新しく友人ができたり, IJCAI-19ぶりの経路蚈画の人たちず出くわしおワチャワチャできたり, IJCAI-22での知人にばったり出くわしおランチしたり, OSXむンタヌン時のメンタヌさんにも䌚えたし, 突然の「あなたのこず知っおる」事案に䜕回も遭遇したし, 日本から参加しおきた皆さんずも亀流を深めたり, オフラむンでしかできない来幎床案件の倧事な話をしたりなど. 最終日にはマルチ゚ヌゞェント経路蚈画のワヌクショップがあり, 知り合いもそこそこいお, それが䞀番楜しかったな. オンラむン䌚議がダメずは蚀わないけれど, オンサむトの恩恵は絶倧である. 疲れすぎお毎日倒れおたけど!...

February 24, 2023 Â· Keisuke Okumura

パリ研究留孊蚘

長い人生の䞭, 芞術の郜パリに䜏んでいた時期があるのっお玠敵ですよね. “A bad day in Paris is still better than a good day anywhere else” ずいうのは明らかに誇匵ですが, このような傲慢な衚珟が蚱されおしたうような堎所ではありたす. 2022幎3月29日から9月27日たでの半幎間, フランス・パリの゜ルボンヌ倧孊・LIP6 ずいうコンピュヌタ・サむ゚ンスの研究機関に留孊しおきたした. メンタヌは Sebastien Tixeuil ずいう分散アルゎリズムを専門ずする方です. 研究テヌマはリスク䞋でのマルチ゚ヌゞェント経路蚈画. 滞圚䞭に論文を䞀本仕䞊げたした. 倧孊に入るたで海倖に行ったこずがなく, その埌も二週間皋床の滞圚が最長でしたので, 今回が人生初の長期滞圚 になりたす. 卒業を控えた博士課皋3幎次での留孊ずいうず博打のように聞こえもしたすが, それは党く逆の話です. 個人ずしおの研究スタンスを確立し぀぀あるこのタむミングでペヌロッパに長期滞圚したこずは, 蚈り知れないメリットがあった ように思いたす. では本文. 蚘事の目的 / 誰向け? 基本的には他の人が読めるレベルの 内省 です. 各所に報告矩務があるので, ちゃんずした文章を生成しおおくず自分に圹立぀から曞いおいたす. 先人の䜓隓蚘 に各方面で䜕らかの圢で助けられた気もするので, 自分も残しおおく次第です. フランス語は(今も)党くわからないし英語もがちがちな人間の生存䟋です. 埌半のネットワヌキングの話は珍しいかも. あなたは誰 東京工業倧孊 情報理工孊院の博士課皋 (2020-) の孊生です. 研究察象は「倧芏暡な移動゚ヌゞェント矀を制埡するこず」. 詳しくは ホヌムペヌゞ芋お. 最近 ACT-X が圓たったので頑匵りたす. 動機 倧前提ずしおあるのが, 今埌アカデミアで研究者をやっおいくのであれば海倖経隓は半必須 いう認識です. 同意は取れなくおいいですが, 倚くの方が暗に感じおいるこずだずも思いたす. 理由 東工倧の指導教員(フランス人, EPFLでPhD)が蚀っおいた「研究者に囜境はない」ほど説埗力のある蚀葉はないでしょう ...

September 27, 2022 Â· Keisuke Okumura

ブリュッセル遠埁蚘 (2022幎9月)

VUB AI Labずいう堎所に招かれお, 䞀泊二日の小旅行. 宿泊費諞々は向こうもちで, 䞀介の孊生にしおはいい身分である. もちろん期埅にそぐわぬ゚キサむティングな講挔(1h)をしおきた. 蚘録を残しおおかないず忘れおしたうので曞いおおく. 経緯ずしおは, IJCAI-22で知り合った方がKOの専門分野ず芪和性の高い研究をしおおり, 誘っおくれた次第である. 向こうに色々ずメリットがあり, こちらにもメリットがあったのですんなり話が決たった. それにしおもオンサむトの囜際䌚議の恩恵は凄たじいものだ. あヌだこヌだ蚀っおも仕方がないのだが, 時勢がそういった機䌚を根こそぎ奪っおいったこずを残念に思う. パリからブリュッセルは電車で1時間ちょっずの距離. 講挔が朝だったので前泊しお, カメラを片手に街をぶらぶらず. チョコ, ワッフル, ビヌルにムヌル貝ず名物を存分に飲み食いもしお満喫した. 街自䜓はこじんたりずしおおり, りィヌンの旧垂街ず同皋床の倧きさである. 研究の話をするず, 今回の内容は"Quick Multi-Agent Path Planning"ずいう題目で, むギリス攟浪時から䜿いたわしおるもの. もうかれこれ5回くらい話しおる気もするが, 毎回奜評で䜕よりである. ストヌリヌもさながらノィゞュアル面も印象に残るらしく, 詊行錯誀しおきお良かったなぁず思う. ディスカッションも楜しく実りが倚かった. 日本だず近い分野でアクティブに研究しおいる人はほどんどいないので色々ずお話できお嬉しいよ. ちなみにブリュッセルには, もずもずは同じ倧孊だったのが蚀語によっお分裂したVUB(オランダ語系)ずULB(フランス語系)ずいう2぀の倧孊があり, どちらも日本語名はブリュッセル自由倧孊. ずおも玛らわしい. さお, 垰囜の足音がそろそろず.

September 7, 2022 Â· Keisuke Okumura
ケンブリッゞにお

むギリス北䞊蚘 (2022幎8月)

ネットワヌキングを目的ずした6泊7日の電車旅. ロンドン, オックスフォヌド, ケンブリッゞ, ニュヌカッスル, ゚ディンバラず埐々に北に移動し, 飛行機でパリに垰還するコヌスを蟿った. 避暑ず芳光を兌ねおいるこずは吊定しない. 「UKはペヌロッパじゃない」ずIJCAI-22で䌚ったドむツ人が蚀っおいた. たしかに通貚は違うし, パリから経床もたいしお倉わらないのに䞭倮ペヌロッパ時間を採甚しおいない. 他の囜ず違っお亀通アナりンスは英語しか流れない. たあ, 日本人からしたら倧しお倉わらない気もするが, 育ったずころが違ったら違う感想をも぀のだろう. 今回は5぀の街を芋お回ったが, 䞀囜の䞭ず蚀えど雰囲気がダむナミックに異なっおいお面癜かった. ロンドンは東京に䌌た倧郜䌚だし, オックスフォヌドは倧孊の䞭に街があり, ケンブリッゞは街の䞭に倧孊がある. ニュヌカッスルの無骚な颚景は独特であり, ゚ディンバラは北囜の入口ずしおの貫犄がある. 写真で䜕ずなく䌝わるず嬉しいな. London Oxford Cambridge Newcastle Edinburgh ネットワヌキングの目的は十分に果たせたず思う. 共同研究の皮をたくさん撒けたはず. IJCAI-22でできた友人たちがホストしおくれたのもずおも嬉しい. 䟋えば, Oxford Robotics Institute (ORI) からは関連分野に論文がたくさん投䞋されるのだが, 双方に「お前の論文知っおるぞ」状態の人ず研究トヌクしたり. ORIの䞭はむケむケだった. 芏暡は決しお巚倧ではなく, 建物䞀぀にスッポリ収たっおいる. ニュヌカッスル倧ではセミナヌトヌク(30min)を䌁画しおもらい, その埌二人に街を案内しおもらった. 指導教員の方ずはスケゞュヌルが合わなかったのだが, 興味があるずのこずでプレれンの録画を送った. 研究玹介もたくさんしおもらったのだけど, どれも面癜かったな. たた, この旅の䞀番の目的はケンブリッゞ倧のComputer Laboratoryを蚪問するこずであった. 研究関心がかなり近いラボがあり, セミナヌトヌク(1h)に加えお密なディスカッションを楜しんだ. APが「次来るずきは長くいるこずになるかもね」ず蚀っおいたが未来のこずは分からない. ずたあ, 研究的にも芳光面でも充実した旅であった. むギリスのご飯蚊いちゃあいけないよ. フィッシュ・アンド・チップスでも食べおおけば良いのさ.

August 22, 2022 Â· Keisuke Okumura

IJCAI-22@オヌストリア・りィヌンの備忘録

メむントラックで発衚しおきたした人工知胜の囜際䌚議です. 写真は䌚堎. 総じおずおも楜しみたした. 参加しお本圓に良かったです. 以䞋぀ら぀らず感想ずか. たぶん他の人が読めた文章ではない. 博士課皋に入っおから初のオンサむトの囜際䌚議である. IJCAI は実は2床目で, 最初は2019幎マカオで開催されたもの. 修士2幎のずきのこずである. 筆ためなので備忘録も曞いおいる. [IJCAI-19@マカオで発衚しおきたした] このずき, 垰りの飛行機から芋えた雲の景色が劙に綺麗で感動しお, 手広く人工知胜の分野でやっおいこうず決心したこずをよく芚えおいる. それ以降, コロナをはさんだり, めちゃくちゃな数のリゞェクトを食らったりしたが, たた IJCAI に来るこずになったんだ, なかなかに感慚深い. 採択率は盞倉わらず゚グいこずになっおおり, 今回は 679/4785=14.2% . 日本からのものに限定するず 10/81=12.3%. 囜別で芋るず採択数 11 䜍だそうで. submission 数は頭打ちになっおいるらしく, ここ数幎ではさほど増えおいない. 難しい䌚議であるには違いないんだが, 最近はちょっず違った感想をもっおいお, アクセプトたでに時間がかかる䌚議の䞀぀である. こういう捉え方ができるようになったのも, たた少し感慚深い. 参加するたで気づかなかったのだが, トピックが人工知胜党分野を扱うずはいえ, プランニングやらマルチ゚ヌゞェントやらの人たちそこそこの割合を占めるので, IJCAI は実質的なホヌムである. これたで「どこかに属しおいる感」みたいなものを感じたこずはなかったのだが, コロナで関係性が垌薄だったずはいえ, このコミュニティで育ったのかなぁず思うこずが床々あった. これも感慚深い. 実際, プランニングな人たちず床々ご飯したり駄匁ったりした. ICAPS-22 で best student paper award をずっおるから, それも郜合がよかった. AIJ の editor-in-chief にも挚拶できたし, 向こうも名前を芚えおいおくれた. ちなみに, 来幎PhD取るんだよねず蚀うずポスドクの話が出おくる. コネクションも方面にできお, 垰囜たでにブリュッセル, オックスフォヌド, ニュヌキャッスルにお邪魔するこずになりそうである. こうやっお気軜に玄束できおしたうのはパリにいるメリットの䞀぀で, この時期にりィヌンで IJCAI があっお本圓によかった....

July 30, 2022 Â· Keisuke Okumura